「算数でGO!」はWEBでできる計算ゲーム
「算数でGO!」は迫りくる数式を解いて、解答をタイピングして答える形式のWEBサイト上でできるゲームです。テレビ番組の「ネプリーグ」をご存知の方は、その中のファイブツアーズという漢字を読み書きを答えるコーナーをイメージすると分かりやすいと思います。
計算を解くという単純なゲームではありますが、時間制限があり数式が徐々に迫ってくるため焦ってしまい中々クリアできません。解けそうで解けないのが悔しくて、ついつい何度も挑戦してしまうヤミツキになるゲームです。YouTubeでプレイ動画を配信している方もいます。
「漢字でGO!」のエクストラモードでできる
実は「算数でGO!」というゲームはありません。自作ゲームのプラットフォームであるpLiCy(プリシー)上にある「漢字でGO!」というゲームの中のエクストラモードで「数字アタック」という名前になっているものが、「算数でGO!」という名前で広がっています。
やり方はとしては、まずは「漢字でGO!」のサイトに入ります。読み込みが終わると遊び方説明の画面になります。「↓漢あそぶ」をクリックするとメインの画面になります。そこで「←」をクリックします。
「エクストラ」をクリックすると数学アタックの画面が出てきます。「↓カスタマイズ・残機」で解答時間やステージ、残機を設定できます。「Space次へ」をクリックすると最後に出題数と難易度を設定してゲームが始まります。
子どもにとって学習効果のある使い方は暗算すること
計算ゲームではありますが、子どもにとって学習効果のある使い方を紹介します。発達段階によって違いますので、時間さえあれば基本的な計算ができる段階にあるという前提になります。実際に紙に書いて計算したり、電卓を打ったりするのではなく、頭の中で暗算するのがおすすめです。
※そろばんやフラッシュ暗算などの特殊技能を持っていない普通の方向けの話です。
これは、そろばんやフラッシュ暗算などの特殊技能を身につけるのが目的ではありません。数式を見て、瞬時に計算する順番や工夫できるところを探す練習になります。計算力ももちろん大事なのですが、長い目で見たときに重要になるのは数式を見る力です。これは数字の計算でも文字式の変形でも使えます。「算数でGO!」も数式を見る力の土台づくりとし使うと学習効果は高いです。
数式の見方や工夫の仕方の実践例を以下に示しますが、一部の問題のネタバレになってしまいますのでご注意ください。一度見ないでやってみてから以下を読むことをおすすめします!
【ネタバレ注意】実際の問題を見ながら計算のコツを解説!
あくまでも考え方や解答の例になります。解き方は一つではありませんので、様々な解き方を考えて見てください。大事なのは「数式を見る」という意識を持って数式を見ているかどうかです。
【初級】+ーのみ、×÷のみの場合は好きな順番で解いていい
数式を「左から順に解かなければいけない」と思っている人や「何も考えずにとりあえず左から解く」人がいますが、+ーのみや×÷のみの式は好きな順番で解いて構いません。どの順番で解くと楽になるか楽しみながら考えてみましょう!
【参考】四則演算の計算順序
- ( )の中
- 掛け算、割り算
- 足し算、引き算
$$\begin{align}
4-3+6-5+8-7&=(4-3)+(6-5)+(8-7)\\&=1+1+1\\&=3
\end{align}$$
$$\begin{align}
4-3+6-5+8-7&=(4+6)+(-3-5+8)-7)\\&=10+0-7\\&=3
\end{align}$$
$$\begin{align}
2+2+2+2+2&=2×5\\&=10
\end{align}$$
$$\begin{align}
4×17×5&=(4×5)×17\\&=20×17\\&=340
\end{align}$$
【中級】同じ数字をまとめる、作る
同じ数字をくくって括弧でまとめたり(因数分解)、無理やり同じ数字を作ったりすることで計算が楽になります。真ん中の問題は仮平均を700として平均値を求める計算に似ています。
$$\begin{align}
5×151+29×5&=5×(151+29)\\&=5×180\\&=900
\end{align}$$
$$\begin{align}
698+697+702+691+703&=(700-2)+(700-3)+(700+2)+(700-9)+(700+3)\\&=700×5+(-2-3+2-9+3)\\&=3500-9\\&=3491
\end{align}$$
$$\begin{align}
98+91+97+26&=(100-2)+(100-9)+(100-3)+26\\&=100×3+(-2-9-3+26)\\
&=300+12\\&=312
\end{align}$$
【上級】中級とやることは同じだけどやりづらい問題
中級と同じように、同じ数字をくくって括弧でまとめたり(因数分解)、無理やり同じ数字を作ったりします。ただし、くくる数字が見つけづらかったり、桁数が大きく計算が大変だったりします。
$$\begin{align}
205×17-85&=17×(205-5)\\&=17×200\\&=3400
\end{align}$$
$$\begin{align}
405×16-80&=16×(405-5)\\&=16×400\\&=6400
\end{align}$$
$$\begin{align}
9981+9969+9989+9939&=(10000-19)+(10000-31)+(10000-11)+(10000-61)\\&=10000×4-(19+31+11+61)\\&=40000-122\\&=39878
\end{align}$$
【番外編】レベル7(MAX)は工夫の次元じゃなかった
左がレベル7(MAX)の1問目です。私は一瞬であきらめました。
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